行政書士の勉強法:独学・通学・通信を徹底比較

行政書士の勉強方法の3大方法は、「独学」「通学」「通信」です。この3種は、20世紀の間から変わらず続いています。数十年も続けられてきたため、今ではそれぞれのよしあしについて、たくさんのリアルな体験談が各地から寄せられています。

そこで、これらのよしあしをいっせいに整理して、最善の策をえぐり出してみましょう。

~独学のメリット~
・空いている時間を、たっぷりと使えるチャンスがある
通学と異なり、勉強する時間を制限されてしまうことはありません。自分の時間がある人なら確かに効率の良い手段となります。

・教材等を用意できたら、すぐにでもはじめられる
通学や通信の場合、開講スケジュールに左右されます。

・コストが最低限しか発生しない
教材を買うくらいしか、まとまったお金をとられる機会はやってこないです。

~独学のデメリット~
・自分で行政書士の教材を探して、選ばなければならない
テキストと問題集くらい、本屋で簡単に変えるだろう…と感じる方も多いようです。確かに買えることは買えますが、試験範囲全体を間に合わせるとけっこうな分量になります。それに今は、教材の種類が途方もなく多いため、どれを選ぶか? それを決めるだけでも一苦労です。

・誰からも教えてもらえない&助けてもらえない
これは特に大きなデメリット。ひとりで、あれやこれやと調べて解決していると、それだけで通学者なんかと比べて大幅に時間を損してしまいます。

派生する形で、以下のデメリットが発生することも忘れてはいけません。
○勉強内容に間違いがあったとき、気がつくのが遅れてしまう
○いつの間にか勉強が、独りよがりになってしまう恐れがある
これらの結果、数週間~数ヶ月もの遅れが通学者や通信の受講者と比べて生まれてしまうことがあります。最悪の場合は、間違った知識を訂正できずに、試験当日を迎えてしまいます。

・挫折してしまうリスクが、いちばん大きい
誰かに勉強しろとせっつかれなくても、自発的に取り組める性格なら問題ありません。そうでないときは、「勉強に遅れが生じる→いつしか受ける気をなくしてしまう」というパターンにはまる恐れがあります。

~通学のメリット~
・講師に、目の前で教えてもらえる
教室に入れば、必ず講師の解説を見聞きできます。これが最大のメリットです。

・講師に直接質問できるチャンスに恵まれる
これも大きなメリット。よくわからないことを、その場でつぶせる点はかけがえのない利益です。

・スケジュールがはっきりしているため、まじめに通うタイプならほぼ確実に勉強できる
脱落してしまう恐れを減らせます。

・学校の施設等を使わせてもらえることが多い
自習室等を使わせてもらえるチャンスが、たくさんあります。

~通学のデメリット~
・授業料をはじめ、何かとお金をとられる
相場の金額を計算すると、10数万円から20万円くらいになる模様です。

・往復の通学時間だけで、金銭的・時間的・体力的にかなりのロスとなる
仕事帰りなんかに学校に通うのは、やってみると想像を超えるしんどさです。

・居住地域によっては、通える範囲に学校を見つけられない
これも無視できないデメリットです。都心部なら選択肢に困ることはありませんが、地方の場合、学校はかなり少ないですから、切実な問題となってしまいます。

・通学するだけで、なんとなく勉強した気分になってしまう人がいる
・帰宅後も、受けてきた授業とは別に自習が必要
講義に出ても、ただ聞いているだけではいけません。ただ板書を丸写しするだけでもいけません。講義時間中ずっと集中して、講義内容を整理しないといけません。
そして、自宅に帰ってからも自主的に復習や予習に取り組むべきです。

~通信のメリット~
・業者によっては、通学と比べてコストが安上がりになる
講座しだいではありますが……通学講座の二分の一~三分の一くらいになる可能性があります。

・勉強の日程は、独学と同様に自身で好きなように決定できる
自宅に教材が届くので、それを使う時間・場所は自由に決められます。

・教材の質が大幅に向上したため、講義映像を家庭で(または屋外で)再生できるようになった
これは最大のメリットといえます。学校に出向かなくても、学校のそれと同等の講義を視聴できるのです。
※特に最近は、Webを通したサービスが急成長しています。Webだけで全カリキュラムを提供する講座も登場しています(こちらでご説明します)。

~通信のデメリット~
・教材が順次配送されてくるため、どんどん消化しないと山積みになってしまう
勉強の時間を好きなように決められるとはいえ、計画的に取り組んでいかないとあとで困ったことになります。

・通学と比べると、モチベーションの維持が難しくなることがある
これは独学と共通する弱点といえます。

・直接、講師に質問をする機会がない
この弱点を補うため、たいていの通信講座では電話やメール等を使って1~数日程度で回答を返す体制をとっています。

では、これらのメリット&デメリットをどう判断したらいい? 

たくさんある長所・短所ですが……特に注目すべき点はどこでしょう? 
独学は、受験失敗率がいちばん高い
通学や通信と違い、誰にも習えないのですから当然です。いかに安くて、時間を自由に使えるとはいえ失敗しては元も子もありません。
通学は、活用できる人が限られる
学校が近所にあることが大前提。そうでないと、かなりの確率で通い切れなくなってしまいます。
通信は、独学および通学の中間に位置する方法である
独学のように、時間や場所を選びながら勉強できます。
しかし独学と違い、専任の講師による講義を毎日のように受けられます。
それなのに、通学ほどお金はかかりません。

まとめ
・行政書士の独学は、よほど頭がよくて強靭な精神力・集中力を持っていないと危険である
・行政書士の通学は、時間的・体力的・金額的なロスがあるため、使いこなせない人がたくさんいる
通信なら、独学のデメリットおよび通学のデメリットから逃れるチャンスが多い上に、独学の主要なメリットと通学の主要なメリットを二重取りできる可能性が高い

どの勉強法にしたらいいか迷っているときは、まずは通信講座で探してみるのが一番安全性が高いといえるでしょう。

tags: 行政書士,独学,通信,通学







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